ミステリと言う勿れ 4巻【あらすじ・感想】一族の黒い歴史に幕を下ろす

ミステリと言う勿れ
スポンサーリンク

ミステリと言う勿れ / 田村由美

4巻です

USBメモリの場所を一族の関係者全員に知らせるようにと言う久能くん

その結果、偽の情報に釣られた事故の犯人と思しき人間は、狩集家の正当な血筋とされる人物の住所へと足を運び、おもむろに家の周囲にガソリンを撒き火を放とうとする

いや、怖い怖い、いきなりかよ(ФДФ;)

犯人の常軌を逸した行動に周囲も唖然とするが…

あらすじ(※ネタばれあり)

久能は、偽の情報に誘き出された朝晴に自分の推理を説いていく

8年前、車の事故で亡くなった4人が、自分たちの子供に何か言い残していないか、そしてどうやったらそれを聞き出せるか―

そのために、今回の遺産相続争いを汐路たち4人に仕掛けたのだと
分かりやすいヒントを置いて、進行を促す発言をして皆を誘導しようとしていたと

久能の推理に対して朝晴は「ずいぶん自分のことを見てたんだ」と言う
それに対して久能は「最初にちょっと気になったんです」と、過去の朝晴の言動について説明する

観念したのか、朝晴は口を切る

「4人乗ってると 思わなかったんですよ」

 

朝晴:まさか 他の弟妹も一緒だったなんて…

ゆら:何よそれ うちの母は殺すつもりじゃなかったって?

理紀之助:僕の父は 巻き込まれただけじゃ言うとるん?

朝晴:そう 2人には気の毒だった

   2人は 死ななくてもよかったんだ

久能:誰も 死ななくてよかったと思いますけど

朝晴:2人だけでよかった そのつもりだった

   汐ちゃんが 出かけるのは2人って言ったから

汐路:

朝晴:だって汐ちゃんが そう言ったから

感想(※ネタばれあり)

ハハハハ( ゚∀゚;)
朝晴なかなかのサイコパスやん、怖いて

自分たちの犯した罪が暴かれるのを恐れるあまり、狩集家の正当な血筋の人間が復讐にやって来るのを恐れるあまり、鬼たちは代々、先祖の業を子孫に引き継ぎ、罪に罪を重ねて続けてきたわけです

狩集家を乗っ取ったことが世間にバレないように、自分たちの血を色濃く現した容姿の子孫たちを、血統から排除し続けてきたのです
なんと皮肉なことでしょう…

でもそんな黒い歴史も、汐路たちの代で終わり…(´っω・。)゚・

久能くんも、やっとこの件から解放されて、広島から帰路につくことができました

 

さて、4巻ではこの遺産相続の事件とはまた別に、他の2編も収録されてます

久能くんが記憶喪失の男に関わる事件のお話と、その事件に関わった結果、運ばれた先の病院でまたそこの患者さんたちに関わる事件のお話です

いや、どんだけ事件に関わんの(・∀・;)
まあ、そういう漫画だしね笑

しかし、ここまで読んでいて分かったんですが、この漫画って完全な1話完結ものではないんですね
関わる事件や人物たちに、1話からずっと、どこかしらに繋がりがある

刑事さんたちがお馴染みになるのはもちろんだけど、ガロくんに関する事もまたちらりと出てきてるのよね
ってことは、そのうちガロくん本人もまた登場するってことなのかな?
そして星座のマークのアクセサリーは何か関連があるのか?

どうゆう話の構成になってるんだろう…(-ω-)ウーン

タイトルとURLをコピーしました